「夜分、ゴメンなさいですぅ。
 もう、寝てますかぁ?」


「まーだ起きてる。どうしたん?」


「たった今ぁ、須川先輩から電話が有ったんですぅ」


「アイリスとなら、さっきまで電話で話し込んでいたけどね」


「そうみたいですねぇ? 先輩が言っていまたしたしぃ」


「何か有ったの?」


「須川先輩の彼氏からの要望でぇ、私も高村先輩も彼氏のウチへ行く事になったんですよぉ」


「はぁ? 彼氏って後藤雅治の?」


「そうなんですぅ」


 詳細はこう。


 雅治は月に1回ぐらい、週末の夜に自宅に仲間たちを呼んで飲み会をしている。


 今回は恋人アイリスもいる事だし、ついでに私やシーも呼んじゃおうと決まった。


 仲間の男子たちが私たちが来るのを心待ちしている。


 …とまぁ、こんな内容。


 シーは話しを続けた。


「私たちにも是非ぃ、来て欲しいって須川先輩も言ってましたぁ」


 来て欲しいって…


 うーん、何だかねぇ…