「楽しいし、場を盛り上がらせるのがスッゴく上手なの。気兼ねする必要もないから、ノリノリで行けちゃうんだよ」


 ノリノリで行けちゃう。


 アイリスにしては大胆な事を言うものだと、私は圧倒された。


 雅治と出会ってから、アイリスは随分と活発になったような気がする。


 合コンに出た事は、あのコにとってはサイコーの収穫だったのかも。


 私はふと、卑猥な妄想を頭に思い浮かべちゃった。


「彼氏とは、どこまで進んだ?」


「どこまでって?」


「キスとか…、エッチだとか…」


 エロ妄想を思い浮かべたクセに、私ったら緊張しちゃってる。


 良家のお嬢様に、こんな失礼な事を伺ってイイのかって理性が働いたのだ。


 アイリスの方は苦笑いしながら答えてくれた。


「イケイケ、ドンドンよ」


 何だか、エキサイティングなお言葉。


「キスはもちろん…、だよね?」


 うわー!


 ドキドキ!