「今の子って…………俺の質問は無視かよ……まぁいいけど。………………え〜と、ちょっと待て…」 彼女の名前が分からなかったらしい白木は、ゴソゴソとさっき彼女が解いていた問題用紙を探した。 「お、あった、あった。彼女の名前は――――― 九条 紗和(くじょう さわ)。」 「…九条……… 紗和… ―――――見つけた…」 回り始めた歯車。 ―――――2つの運命(さだめ)が交わりしとき、 一体何が起こるのか……