「っ・・・・」

あたしは言葉を失った。

いや、なにも発せなかった。


あの貫禄。



その人は、最後にニコっと笑って
お店に入っていった。



なんなの?


あの人・・・・。



一度見られたら
逸らせない。






これが、


あたしと、彼の出会いだった。