「あ~っ、真也さんっ。」


あたしは、コールがなれば
笑顔でドアの前で出迎える。


「お、美桜ちゃん」

ちょっとガタイのいい人

そうさっきの真也さんは、
あたしを見て
顔をにやけた。


これがいや。


下心丸見え。


でもあたしは
動じない。


「指名ありがとうございますっ」



「美桜ちゃんしか無理なんだ。」


真剣な顔でそんなことゆう
30代のおっさん。


ふざけないで。


「ふふっ、あたしも真也さんじゃないと
濡れないよぉ?」


あることないこと言う。

それでお客さんを偽装恋愛に
溺れさすのが風俗嬢。

そうあたしの仕事。


カラダ、テクニックがどんなに
よくても、
心もつかまなければ
次の指名にはつながらない。



真也さんは、


あたしの体に触れようとした。


「まって?一緒にお風呂はいろ?」


そう、これがめんどう。