「あたし...っ聖夜が好き...」


それしか伝えられない


「え...?」


聖夜は疑ってる


「聖夜が病気じゃなくても...病気でも...ずっと一緒に居たい...」


「嘘つかれたのはショックだけど...あたしにも悪いとこあったから...聖夜に心配かけたから...」


あたしは聖夜に抱き着いた


聖夜は硬直してる


「仕返し...か...?」


首を左右に振る


「あたしは、聖夜が好き...」


「由愛...!!」


聖夜は強く抱き締めてくれて、キスをしてくれた


「ごめんな、由愛...」


「ううん、気にしないでよ」


あたしも悪いんだし...


「聖夜、ごめんね?」


「ンで由愛も謝るんだよ?」


聖夜が余計に抱き締める


「ちょ...苦しい...」


「あ、悪い」


ちょっと緩めてくれた


「あたし...聖夜にいろいろとしてもらったけど...あたしは聖夜に何も出来てなかった」


全部...あたしのためだった


「だから...何かしてあげたいって思って...」


顔が赤くなるのが自分でも分かった