「ん...っ」


目を覚ます


あれ...?


寝ちゃってた...?


「っ?!」


目の前にはスースー眠ってる聖夜


聖夜が...寝てる...


今...何時だろう...?


まあ...家帰っても誰も居ないし...


「聖夜...」


さっきの仕返しだっ


髪を触ってみる


...ふわふわしてる...


もともと茶色の髪質でネコ毛


聖夜がモテるのも分かる...


だけど、あたしと居ていいの?


おかしくない?


釣り合ってない?


『聖夜は病気で...』


おじさんが言ってたことを思い出す


「急に...居なくならないでよ...?」


聖夜が居なかったらあたし...嫌だ...


「ん...由愛...?」


「あっ、ごめ!!起こしちゃった?」


「ううん...泣いてる...?」


「え...?」