由愛 side


「ハァ...」


家までダッシュした


あんなこと言われたって、信じれるわけがない


だけど、聖夜の目は本気だった...


ううん、違う!!


頭を振った


絶対同情にしかない


絶対嘘に決まってる


聖夜なんか...信じれるわけがない


明日、凜乃に相談しよう...


「最悪...」


お母さん...お父さん...


あたし...もう1人じゃ嫌だよ...


助けてよ...


傷がまた痛む


生きろって言うの...?


あたしなんかに...生きろって...?


無理だよ、絶対...


「...ハァ...」


お風呂に入って、今日はすぐに寝た


明日は多分、授業中は寝ないだろう


8時だもん...


めちゃくちゃ寝れるじゃん...