夏の日の出来事



「ちょっと待て、由愛」


俺はまた由愛の腕を掴む


由愛は驚いてる


「...離して?」


周りの連中が俺らを見ていく


だけど俺には関係ねえ


今しか...言えねえんだ


「俺...」


続きを言おうとしたとき


「由愛ー!!!」


「ウゲッ...」


由愛の友達が由愛に飛び付いた


それと同時に俺は手を離す


由愛はグイグイ引っ張られてる


「はよ、聖夜」


「...はよ」


康祐が俺の隣に来る


「康祐、聖夜君と一緒に教室行ってね?」


「あぁ。分かった。帰りは迎えに行くからな」


「うん!!!」


由愛と女は走って行った


チッ...


言いそびれた


「聖夜、北野に惚れた?」


「は?」


俺がアイツに惚れる?


ないない、絶対