夏の日の出来事



次の日、学校へ向かった


「おはよ!!♪」


変な女が近寄って来た


「...はよ」


誰、コイツ


「一緒に学校行こ♪」


「は」


女が俺と腕を組む


その時に、由愛のあの表情が浮かんだ


泣きそうな...由愛の目


「ちょっ、やめろよ」


振り払った時に由愛の顔が見えた


「...学校行けよ」


「え?」


「いいから行けよ」


「.....」


女は不機嫌そうに学校へ行った


「お...おはよ」


由愛は挨拶をしてくれた


だけど、由愛の目は泳いでる


...見られたか...


「はよ」


とりあえず挨拶を返す


「早く教室行かないと遅刻だよ?」


俺の隣を通り過ぎる


まただ...


またコイツは泣きそうな目をしてる