ころころ転がった500円は誰かの靴にぶつかって転がるのをやめた。 それに気づいた誰かが拾う。 「あ…」 目線をどんどん上げていく。 「…ごめん。」 知ってる声に急いで顔を見る。 拾った500円をこっちに向けて申し訳なさそうに立っている。