両手で持っていたジュースがカタカタと小さく震える。

ぱっと立ち上がりぽっけからお父さんに貰った紙と5千円をとりだして一輝に渡す。

顔が見れない。

目が合わせられない。

声が震える。

「こ…れ、お願い…します…っ///」

鞄を持って来た道を走って帰る。

ジュースなんか一輝の隣に今居るんだろう。

「どうしよう…っっ/// キス…され…た」