「*LaLa*として
この事務所に入らせてください!」
「本当ですか!?ありがとうございます」
私はあの『優voice事務所』で
働かせてもらうことにしたのだ。
「あの…給料の方は…」
「時給10000円でどうでしょう?」
「10000円…!?
いいんですか!?そんな大金…」
「いいんですよ♪ただし…」
「?」
「その分しっかり働いてくださいね」
「わ、わかりました!」
やったー!!
ここで頑張って働かないと!
お父さんのために…
「では早速。
どのくらいの音域が出せるか
テストを行いますね」
「は、はい…」
なんだか緊張するなぁ。
いろんな人が見てる。
あ♪あ♪あ♪あ♪あ♪…
「おいおい…!どこまで出るんだ?」
「透き通ったいい声ね」
みんなが私の評価してる…。
怖いなぁ。
「はい!終了です」
「ありがとうございました」
「*LaLa*ちゃん!
あなた採用よ!!」
「へっ?」
「即デビューだわ♪」
「…えぇーーーッ!?」
で、で、で!デビュー!?
