ぼーっとしてしまう、朝の電車。



でも、今日は違った。



「ララちゃんっ!」
「あっ!キキくん」



昨日の夜―…



「もしもし、ララです」
「あぁ、電話してくれたんだ」



私はキキくんに
思いきって、電話したのだ。



キキくんの名前の由来は
奇跡的にも、私とおんなじで。



親の好きなキャラクターが
キキララだったからだ。



すごく嬉しかった。



二人が知らないところで
繋がっていたみたいで。
運命…なのかな?



「…明日、また電車で話そうよ」
「えっ!?いいの!?
…キキくんがいいなら
私も…話せたらいいな」
「うん。なんか…君とは気が合いそうだ」



嬉しかった。
気が合いそうだなんて…
なんか…恋が始まった予感!?