ユーゴの手が、あたしの胸に触れる。 ユーゴの唇が、あたしの首筋を這う。 ユーゴの瞳が、上気したあたしを映す。 なんでだろう、悲しい。 ユーゴのひとつひとつすべてが。 ユーゴが与える刺激のすべてが。 見える、儚く見えるよ。 やっぱり、最後だから……? 最後だから、あたし、ぜんぶ ユーゴのこと見ておこうって思ってるの?