【短】だいきらいなあなた



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「じゃあ、元気でな。手紙書くからな」

「…うん」


明日が来なければいい、そう必死に願ったけれど。

いつもと変わらず日は昇った。

とうとう、来てしまった。


ユーゴが離れてしまう日が。



「理恵、愛してる」


ユーゴがうすっぺらい愛を囁く。

にっこりと、ツクリ笑顔で。


「うん… 元気でね」


愛してる、とは返せなかった。

きっといつか、ユーゴの重荷になるから。