またあの夢だ。

「うわっ、汗ベタベタ!」

真夏の8月なのに、
クーラーも付けないで、窓も閉め切ってたからかな。

「お腹空いた…」

時計を見ると、夜8時過ぎ。

『うん、お腹空いたね。』

「うん…ん?」

『さくら!今日は、オムライスだってさ。』

「そっか。って、違う違う!なんで、将生があたしの部屋いるの。」

『んー、なんか来ちゃった。だめ?』

う…ずるい。将生は、こう言えばあたしが許しちゃうのを知ってるんだ。

「とりあえず、ご飯食べに行こ。」

『うん!』