*初恋*




「みんなと同じ高校にすれば
よかったなぁ………」


私は、ため息混じりに
そう呟いた。


「君も、同じ中学の子
いないの?」


急に後ろから声がした。


驚いて振り返ると
そこには1人の男子生徒が
たっていた。


「僕もいないんだ
同じ中学の人。」


「そっ
そーなんですかぁ…………」


その男子生徒は
にっこり笑ってそう言った。


だけど私は
突然のことに動揺して
間抜けな返事しかできなかった。


(わぁっ
私の態度、きっとすごく印象悪い……)


心の中で反省する。


けれどやっぱり
つづく言葉が見つからなくて
俯いてしまう。