真新しい制服に身を包み 鼻歌交じりで軽くスキップしながら 坂道を登って行く。 顔を上げると 桜の木が目に入る。 まっすぐ前をみると ずーっと向こうの方まで 桜並木が続いている。 その桜の花びらは 雪のように絶え間なく ひらひら、 ひらひらと 降り注いでくる。