―――それからたった数ヶ月で。


恭平は見違えるほど、変わった。


昔よりも更に、
たくましくなったようにも
感じる。


気持ちを伝えぬまま、
姫華は嫁に行ったのに、

それでも恭平が、執事として、
完璧に仕事をこなせるのは、
きっと…“柚”とかっていう、

日向家に遣えるメイドの
おかげだろう。