「………。 李玖様?何ですか?」

李玖様の視線が…痛い。

「ん〜? なんか、いいモン付け
てるな―。って(笑)」

……と、
言った李玖様の視線の先には、
あたしの首まわり。


―――恭平が付けた、
無数のキスマークたち。

「!!!!!!!!」

初めて“それ”に気づいた
あたしは、慌てて首を隠す。

………が、キスマークが多すぎて
全部を隠すことは出来なかった。