「………なぁ、柚―?」 「ん―? 何?」 花瓶に花を入れるために ちょこまかと動き回っている 柚の姿を見ていると、ふと、 柚に触りたいという衝動に 駆られた。 「ちょっと、来て」 「うん。ちょっと待ってくれる? 花瓶にお花入れてからね?」 「…………はやくして?」 「恭平…?何か変。いつもと違う よ?」 「いいから。はやく」 「ぅん……」 花瓶に花を入れ終わると、 柚は俺を、何の疑いも無い、 純粋な瞳で、見てくる…。 ―――柚が俺の側に来た。