「………で、さっきの話の続きだ
けど…」

「……だから、関係ないってば」

〜〜〜もうっ!!!

まだ忘れてなかったの!?


しつこいなぁっ!!






「これ、渡しとく。…もちろん、
読むか読まないかは柚の自由」

そう言って差し出された、
一通の手紙…。


「いらないってば」

―読めるわけないじゃん。


「だから、渡しとくだけだって、
言ってんだろ?ほら」

無理矢理、
エプロンのポケットに
その手紙を突っ込まれた。



どうせ読まない………

“読めない”のに…。