「ななななっ!?///////」
―ガタン…
…って音は実際はしてねぇけど、
イスがあったらそんな音がしても
可笑しくはなさそうな…
そんな立ち方をした恭平。
…………お、珍しい。
恭平が、
照れてる上に、
焦ってやがる。
でも……。
「その反応は、ヤったか」
「だ、だったらなんだよ?」
―プイッ
機嫌が悪そうに、
そっぽを向いた恭平。
―――寝たか聞いたのは、
本当に気まぐれで。
それが後(ノチ)に重要な、
“キー(鍵)”になるとは、
思ってもいなかった―…。
―――恭平を、
こんな顔にさせられるのは、
柚だけなんだな―…。
姫華様でも、桜様でも無くて……
柚 “だけ”―…。

