「君にとっての恭平は、何だ?」 あたしにとっての、恭平…? ―――意外な質問にあたしは。 一瞬フリーズした。 「答えられないのか?」 「私にとって恭平は……」 恭平は―…… 「大切な…“日常”の1つ。恭平 がいない日常なんて、日常じゃな いんです。恭平がいない生活なん て、考えられません」