「柚? 起きて?もう朝だぞ?」

―――軽く揺すられた体。

今起きたら、
寝てないことバレちゃうよ…。

「柚〜?」

わかってる!!起きなきゃ!!!

だけどバレちゃうのは…。

………ヤダ。


ど、どうしよう…?

―――だけどそんな迷いも、
恭平の次の一言で、
眠気も迷いも、
一気に全部が吹っ飛んだ。