まだ、柚を完全に忘れた…
否、“思い出”には
出来ていないけど。


俺は前に進む。


立ち止まらずに、進む。

麗奈はそれを俺に教えてくれた。


だから柚も…進んでいけよ?


立ち止まらずに、前に―…


“一緒に”は、ムリだけど。



明るい未来へと、

羽ばたこう――…?



大好き“だった”よ、柚―…。


俺の初恋の柚は、俺にとっては…

大切な大切な、



“友達”だから―…。