執事様とメイド様〜永遠恋〜



…………だけど柚は、
好き“だった”って
過去形になっていた。


希望なんてものは…ない。

もう…元には戻れない。


―――そう思った俺は、
諦めようと、
忘れようと必死だった。


………だけど、

それから数日間は、
何も手につかなくて、
散々だった。


普段なら絶対にあり得ない
凡ミスを連発させ、
めちゃくちゃ怒られまくった。