…………だけど柚は、 好き“だった”って 過去形になっていた。 希望なんてものは…ない。 もう…元には戻れない。 ―――そう思った俺は、 諦めようと、 忘れようと必死だった。 ………だけど、 それから数日間は、 何も手につかなくて、 散々だった。 普段なら絶対にあり得ない 凡ミスを連発させ、 めちゃくちゃ怒られまくった。