―――そんなことを考えながら、
何も話さない恭平を見ると、
なぜか真っ赤な顔の
恭平がいて―…


「恭平?」

声をかけると、

「い…いいいい1回しか、言わね
ぇからな?よく聞けよ?」

……って、めちゃくちゃ
噛みまくりだったけど。

そう言った。

「……。 ん?」

ホントは、心臓バクバクだった。

1ヶ月と1日ぶりの恭平は更に
かっこよくなっていたから―…。