「何この家(………?)」

もはや…“家”と、
呼べるのかさえ…
危うい状態だった。

………ここ、マジで潤の…家????

そう疑いたくなるほどに、
部屋全体が汚かった。


「潤…お前、執事…だろ?」

―――それもかなり偉い執事。

「仕事でピシッとしてる分部屋じ
ゃグダーってしないとやってけね
ぇんだよな〜」

アハハハハ…と、
潤は笑いながら言った。

………これ、グダーって
レベルじゃねぇ!!!!


ゴミ屋敷だろ完全に!!


俺の中での潤のイメージが完全に
崩れ落ちた瞬間だった―…。