「まさか…」

「こいつは、柚。俺の家のメイド
で…同い年」

「初めまして…宮園様。柚と申し
ます。お会いできて光栄です」

………と、柚は、しっかりと…
“使用人として”挨拶をした。
もちろん敬語で。



「………。よろしくね?あたしの
ことは桜でいいし、敬語も必要な
いから。柚って呼んでいい?」

「よよよよ…呼び捨て!?むむむ、
無理ですよ!!あたしなんかのこと
は呼び捨てでも全然!!」

あたしなんか…って……。

自分を下に見すぎじゃね…?

柚…。