「○△ってとこ」
「………なんでお前、そんなとこ
ろにいるわけ?……つか、今から
宮園家来るのか?」
「いや…それは無理」
「は? ヤバいって何が」
「わけはあとで話すから」
「………はぁ…わかったよ。あと
でちゃんと話せよ?」
「アパートってどこ?」
「◇▽市の○×って名前のアパー
ト。市街にある」
「わかった。じゃあ、◇▽市街に
いるから、仕事終わったら連絡し
て?」
「……そうだな…。順調なら、あ
と3時間で終わる。そしたら今日
は帰れる」
「わかった」
「あ、しつこいようだけど、この
ことは誰にも言うなよ?」
「わかってる。大丈夫だから」
「よろしく〜」
電話を切ってから、
◇▽市に向かった。
ここから歩けば、
ちょうど3時間くらいで
着くんじゃね?
そう思ったから俺は、
歩いて◇▽市へ向かった―…。