「恭平!! おかえりっ♪」

待ってたよ!!
……とでも言うように、
学校から帰ると毎日のように
姫華が玄関にいて…
笑顔で抱きついてくる。

………もちろん姫華の後ろには、
潤様がいる―…。


……にも関わらず、姫華は
思いきり抱きついてくるから、
俺はどうすることも出来ず、
ただただ姫華が離れるのを
待つばかりだ。