「姫華、嬉しそうだね?」

………と、潤様が言った。

………が、
「恭平ッ!!」

夫である潤を完全に
無視して姫華は、
俺の元へやって来る。

姫華……。
ちゃんと飯、食ってんの?
………ってくらい、
細くなっている、姫華。


それ以上、
細くなってどうすんだよ…

このバカ。

「姫華? 聞いてる?」

―――潤様の話なんて、
聞いちゃいない。

その証拠に、潤様の真ん前で、
俺に抱きついてるし。


……初日から気まずくなるとか、
マジで勘弁してくれよな(泣)。