いつ、自分があの子たちのように突然消えてしまうかわからない。


今日が大丈夫でも明日かもしれないし、あと何年も後かもしれない。



「雪姉、遊ぼう」


「うん遊ぼうか」



大人たちが嘘つきだって気付いたのはずっと前だし、自分の病気が治らないって知ったのもそれぐらい前だった。


年を重ねる度に、汚い世の中に気付いていった。