私はお城に住んでいるの、
だけど、退屈で仕方ない。
継母とは同じ城に住んでいるけど、もう何ヵ月もあっていないベットに横たわり記憶を辿る。
小さい頃を覚えてる。
継母は優しかった、
素直になれない私は
我が儘ばかり言っていた。

そして、ある日
継母と顔もあわせなくなった

トントン…………

ノックの音。
「はぁーい、
どうぞぉー。」

テキトーな返事をし、
ドアが開いて現れたのは
執事だった。
そして突然
「姫様、私と一緒に
来ていただきたいのです。」
と言い出した。

「…………」

沈黙。

「良いわよ、勿論。
この城から出るのよね?
丁度良かった、私も出掛けるところだったのっ」

執事は目を丸くした。
意外な答えだったらしい。