私は、頬を大きく膨らませていた。 「何で、そんなに不機嫌なんだよ」 「光芽のせいでしょう!?」 私は今、プライベートジェット機の中で、光芽の膝の上。 そして、不機嫌な理由。 「私は、白雪と雪夜と旅行したかったのに」 そう。 作者も家族旅行で書く気マンマンだったのに、権力を使って、光芽が二人っきりの旅行話に変えてしまったのだ。 「しゃーない。だってお手伝いが見てくれるって言うんだし、お二人でゆっくりしてきてください。なんて言われたら・・・な・・・」