「光芽・・・。」 「頼むよ」 結衣は水を口に入れて、薬を入れた。 「ふふ(口)ふぁふぇふぇ(開けて)」 「あいよ。」 俺が口を開けると、結衣は口移しで飲ませてくれた。 そして、俺の最後の意地悪。 「口移しじゃ無くて、俺の頭支えて、薬と水を入れてくれれば良かったんだけど?」 結衣は目を見開いて、俺を見る。 その瞳は「信じられない」と言っているようだ。 「なぁ。明日休みにしてくれたんだっけ?」