「じゃ、起き上がって」 「そんな元気残ってないです」 結衣は困った顔で、俺の顔を見る。 「でも飲まないと・・・」 「じゃ、飲ませて?」 「はぁ?」 結衣は俺のデコに手を当てた。 「熱いね。冷たいタオル持ってくる」 逃がさねぇーよ。 俺の言う事、聞くまではな・・・。 俺は結衣の腕を掴んで、引っ張って、耳元で呟いた。 「飲ませて?」