「なるほどね〜でも3年間楽しく過ごせたらいいね~私は吉田彩香 よろしく~」
何とも楽天的なコメントをしてくれた それが彩香との出会いでした。

長々とあった入学式も終わり、教室へ。


「彩香~よろしく~」 背の高い女の子が彩香に声を掛けた。

彩香と同中の永田幸恵、そして、その後ろにはヤンキー顔の野田絵美。
絵美は2人と中学が違えども、幸恵と知り合いだったらしく、仲良く話していた。
そして、ここは工業高校。このクラスの女子はこの4人。
女のドロドロに疲れていた私には素敵な空間だ。


しかもこの3人凄くいい子たち。
あっという間に仲良くなり、あんなに面倒臭くてしょうがなかった学校が、楽しくて毎朝一番教室に着いた。

私の次に来るのが、あいつだったらしいけど。