「あの~駐車場って~、、」


「いや、知らないわ」

最後まで話す機会を与えられず彼は、ばっさり言い切った。

「人見知りか感じ悪いのどちらかやね」
内心そんな事を考えていると、、

「ワタナベェ~ ワタナベェ~‼」
だらしない遅刻した小川先生が息を切らしながら走って来た。


「先生ーあり得ないー遅刻‼ 私落ちたらどうするの‼」

「すまん!二度寝した!」
実に正直に話した小川先生を怒りながら、その場所を離れ最終チェックを急いでした。


そんな私達を彼はずっと見ていたらしい。