「あ、そう、そうだ。 私海斗に待ってて欲しいんだ」 「待つって…」 言った通りに、砂になって世界を旅した後に帰ってくるまでか。 「今は見送るだけでいいの。 私きっと、海斗が生きてるうちに帰っては来れないから。」 「なら待ってられないじゃないか」 「ううん、待ってて欲しいんだ」 美空は首を振る。 瞳は海の向こうに。 これからの旅路でも考えているのか、なにかを目で追っていた。