でも、でもね。


気紛れな空<ワタシ>だって言われなくてもわかってる。


私は空じゃないし、彼は海じゃない。

地球が滅亡しない限り永遠不変の空と海の関係も、限りある鎖<イノチ>で繋がれた私たちじゃいつかそれは砕け散る。


君だってそうでしょう?

私だってそうだもの。



いつか変わるのが怖くて。

いつか離れるのが怖くて。



いつだって向き合わないで同じ方向ばかり見て、いつか来る別離を暈し続けた。



でも、それじゃ、だめなんだよ。