それから、
やっぱり七不思議を体験する生徒はいた。
6つの話を聞いてから、
放課後の暗くなった学校に残っていると、
7つめの不思議が起こるらしい。
やっぱりその生徒は先輩に会う。
だけどあれから1つ変わった。
俺の携帯には時々、
使えるはずの無い番号から電話が来る。
「もしもし?」
『なあ知っているか?
家庭科室から
それはそれは美味そうな匂いがしてきて、
丁度空腹状態だった生徒は、
ふらふらと近寄っていってしまった。
何故か開いている鍵。
ドアを開けて中へ入ると、
大きな鍋で煮こまれている肉。
それをかき混ぜているのは、
やたら古臭い髪型をした教師風の女。
女は器に料理を入れて、
やってきた生徒に振る舞うんだ。
だけど中身をよーく見てみれば、
小さなプラスチック片のような物が浮いている。
そう、爪だ。
食材の正体に気づいてしまうと、
女は生徒を追いかけてくるんだ。
捕まってしまうと、
可哀そうな事に、
鍋の中身と同じ運命を辿るんだ』


