法螺吹きテラー



なんで、


どうして。



俺の部屋は、2階なのに。



俺と目が合って、笑う先生。

対する俺が浮かべるのは、引き攣り笑いだ


よくよく見てみれば、
俺の目の高さに合わせ、顔が見える。

そしてその下には、
普通では考えられない位の長さの、首。



わざわざ梯子を用意して覗かれても、
それはそれで怖いけれど。


恐らく先生の体は、
地に足をつけている状態なのだろう。


今日の先輩の話を、
最後まで思い出していた。