法螺吹きテラー



そうそう、やっぱり疲れてるんだ。


家に帰り、再び眠気に襲われた俺は、
今度は無事に正しい場所へ。

ベッドに入り、眠りについた。








コン、コン。


石なんかを投げつけられた訳じゃ無く、
拳でガラスを叩いたような音。

そんな音に覚醒させられ、
本日2回目、重い瞼をしぶしぶ開けた。


そして音のする――窓を見た。


俺が見ると、向こうも気が付いたのか
音は止み、代わりに相手と視線が絡んだ。




……高尾先生……?