日が傾いてきていた。

もう少しで私の住むマンション近く。


信号のない狭めの交差点に差し掛かった時、右から凄いスピードで黒い車が突進してきた。

えっ…なに?

どぅしょう…
ひかれるぅっ…!

パニックになり思考回路がうまく働かない。


逃げることも、退く事も出来なくてただバックを抱え、ギュッと目をつむった―。