専属☆プリンス ―1st mission―

掴まれたままの腕をまた更にグイッと引っ張って私を立たせてくれた。


近くで申し分のない容姿を目の当たりにして、更にドキドキしてしまい、私の鼓動は収拾不可能!

しかも苦手なマラソンの後で、足下がふらつき力が入らない…


「っっわ!」


よろけて彼の胸元に飛び込んでしまった。


「////っっ!ごめ…」