理子さんは持っていた雑誌をテーブルに置いて、身構えた。 「でででっ?相手どうだった?」 羽夏がナンパされたというと、 めちゃくちゃ楽しそうに聞いてくる。 「まっ俺の方がかっこいいかな」 頷の下に手を鉄砲にして、キメポーズをした。 「古い!!」 そういって笑ってくれた。