泳いでね、スー〜震災の中で〜

そして少し、沖に出た時だった…。

「ノナ…ノナなの?」

と、お母さんの声がした。

「ここにいるよ…どこなの?」

僕が呟いた時、お母さんの鰭が僕の鰭に触れた。
すぐ隣にいたのに、気付かないくらい僕は弱っていたみたいだ。